ハム大谷止まった…連続安打17試合で
「交流戦、日本ハム4-2広島」(9日、札幌ドーム)
日本ハム、2点を追う九回の攻撃、2死一、二塁。本塁打が出れば逆転サヨナラの場面で大谷が打席へ向かった。スタンドは最大の盛り上がりを見せたが、空振り三振。ため息とともに二刀流は天井を見上げた。自身の連続安打も17試合でストップ。「中田さんにつなぎたかったけど、いいボールでした。記録は特にないです」と潔く完敗を認めた。
前夜、右広背筋に死球を受けて出場が危ぶまれたが、一夜明けて「全然、大丈夫です」と出場を直訴した。「3番・指名打者」でスタメンに名を連ねたが、4打数無安打2三振。4月26日・楽天戦以来の無安打となった。体の状態を心配していた栗山監督は「(死球の影響は)なさそうだね。そんなに状態は悪くない」と前向きに話し、今後に影響がないことを強調した。
12日・阪神戦では先発マウンドが待っている。指名打者を解除し、リアル二刀流で出場の可能性もある。「今まで通りやるだけです」と大谷。首位ソフトバンクには10ゲーム差と厳しくなったが、次こそ投げて打ってチームを救う。