早実清宮2年生で高校通算50発王手
「練習試合・第1試合、早実7-6九州学院」
「練習試合・第2試合、早実4-3桐光学園」(12日、王貞治記念グラウンド)
早実・清宮幸太郎内野手(2年)が12日、練習試合のダブルヘッダーで2試合連続アーチを放って高校通算49本塁打とし、50号の大台に王手をかけた。
量産モードが止まらない。まずは九州学院戦の六回。直球を鋭く振り抜くと、弾丸ライナーが右翼ネットに突き刺さった。手応え十分の勝ち越し2ランに「完璧といえば完璧。よく伸びてくれました」と自賛した。
そして、桐光学園戦の七回にも推定130メートルの右越えソロ。1日2本の決勝弾で、2試合合計6打数5安打7打点と打ちまくった。「チームが欲しいと思うところで打点を稼ぐ。その延長でホームランが出ればいい」という理想の形だ。
自身の動画を見て、冬からフォーム改良に着手。安定感を求めてすり足にし、手の動きも小さくなった。「去年よりゆっくりタイミングが取れているかな。しっくりきています」と、進化を実感する。連覇がかかる西東京大会開幕まで約3週間。今年だけで27発の清宮なら、2年生では異例の50発にもあっさり到達しそうだ。