DeNA山口1球に泣く…痛恨場外悲弾
「交流戦、DeNA3-5楽天」(19日、横浜スタジアム)
悪夢の瞬間、打球方向に背を向けて、両手を膝についた。失投だった。2点リードの五回。DeNA・山口俊投手(28)が2死からの連打で1点を失い、さらに走者二塁の場面だった。ウィーラーへの初球は、137キロのど真ん中の直球。逆転弾は場外に消えた。
「あの1球がすべてだった。一発だけがダメな場面だった」。初回から直球のスピードは145キロ超。あの場面に限って、打ちごろの棒球。「足場がずれて、ボールが抜けてしまった」と悔やんだ。
エースを擁しての痛い敗戦で、今季3度目の5連敗。借金は4となり、交流戦の負け越しも決定した。ラミレス監督は「5連敗は経験して、そこから上がってきた。また次も上がり幅があると思って戦っていく」と再浮上を誓った。