桑原満塁弾 DeNA打線猛爆12点

 「DeNA12-6巨人」(24日、横浜スタジアム)

 打った瞬間、グランドスラムを確信した。三回1死満塁。DeNA・桑原将志外野手(22)が菅野の初球、146キロの直球を迷わず強振。左翼席中段に達する自身初の満塁弾。9点目を奪い、難敵をKOした。

 「初球から何とかしたいと思っていました。甘い球が来たら振っていこうと」。

 菅野とは4月22日に対戦し、3打席連続三振だった。「強烈なイメージだった。追い込まれたらキツイと思った」。1番打者として、初回は先制点を導く中前打。二回は1死満塁から中前2点適時打。満塁弾も含めて、3本ともすべて初球を狙い打った。

 ラミレス監督はミーティングで「ファーストストライクを打つように」と指示。初回の梶谷、三回の戸柱の適時打は、いずれもファーストストライクだった。球筋を見極める役割のある1番打者に対しても同じ。桑原に「1球目から振っていいよ」と指示していた。

 3安打6打点。普段はパフォーマンスを披露するヒーローは「うぬぼれないでやっていきたい」と珍しく謙虚だった。「1番打者が好き」という男が、チームを引っ張る。

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