ソフト史上最速29日にもM60点灯
「楽天1-5ソフトバンク」(26日、コボスタ宮城)
効果的な「足攻」を絡めたソフトバンクが、リーグ戦再開後最初のカードを勝ち越した。5カード連続の勝ち越しとなり、早ければ29日に優勝へのマジックナンバー「60」が点灯する可能性が出てきた。そうなれば1965年の南海の7月6日を塗り替える史上最速記録だが、工藤公康監督は「(数字は)ファンの方々が楽しんでくれたら」と冷静だ。
初回は1番今宮の左前打を皮切りに、4番内川の右犠飛で先制。なお2死一塁で柳田が二盗。長谷川の適時打を呼び込んだ。五回の追加点は中前打で出塁した本多が二盗で好機を広げ、城所の内野ゴロで生還。隙のない攻撃で加点し、主導権を楽天に渡さなかった。
90勝と圧倒的な強さを見せた昨季の69試合時点では貯金16だったが、既に今季は28の貯金。2位ロッテ相手に27、29日と連勝した上で、3位日本ハムが29日までの2試合で2敗すれば、マジック点灯の条件を満たす。だが、工藤監督は「勝ち越しを目指すだけ」。一戦必勝の姿勢を崩さない。