コリジョン見直し 後半戦からの実施は困難
実行委員会では、今季から危険な衝突を禁止するために導入されたコリジョンルールについて、運用方法の見直しが議論されたが結論には至らず。今後は規則委員会で審議されることになった。
同ルールに関しては、5月11日・阪神-巨人戦(甲子園)で阪神の捕手・原口が走路をふさいだとしてリプレー検証の結果、アウトの判定がセーフに覆り、後日阪神球団が意見書を提出するなど、ルール運用についての混乱が見られた。
NPB側は衝突の有無などに重点を置いた見直し案を検討。後半戦からの実施も視野に入れていたが、井原事務局長は「いろいろな意見が出され、規則委員会で継続的に審議することになった」と説明。シーズン中の見直しに慎重な意見も出たため再検討となった。
規則委員も務める井野審判技術委員長は「ファンや選手にわかりやすい形にするのが理想」とした。現時点で次回の規則委員会日程は未定で、後半戦からの実施は事実上困難。来季からの運用見直しとなる可能性も出てきた。