ラストPL実質10人で出陣 貴重な投手兼任選手が右肩故障…
大阪大会の開会式リハーサルが8日、京セラドーム大阪で行われた。春夏7度の全国制覇を誇り、今夏を最後に休部するPL学園は故障者が出たため、実質10人での戦いを強いられることが明らかになった。
11人の登録メンバーで投手を務められる選手が右肩を故障。“最後の夏”はより厳しい戦いになると予想されるが、主将の梅田翔大投手(3年)は「去年のチームと比べても、結束力はあると思うし、声の掛け合いもある。一人一人の気持ちを前面に出してやりたい」と力を込める。
昨夏、大阪で8強に進出したチームのベンチに入った選手は誰もいない。開会式の日、当時の2年生は全員が富田林のグラウンドで練習に励んでいた。
「歴代の先輩たちが残してきた重みを感じた」と梅田。「緊張しながら待つのは大変なので、早くやりたい」と15日の初戦へ思いをはせた。