De先発志願の国吉が背信投球 今季3度目の同一カード3連敗 5割ターン消滅
「巨人10-7DeNA」(10日、東京ドーム)
先発転向を志願し、今季初の1軍マウンドを迎えた国吉が誤算だった。2点を先行した初回は2死からの四球から連打を浴びて1点を失った。さらに2点の援護をもらった二回にも、2死からマイコラスに与えたストレートの四球をきっかけに3失点。1回2/3を4失点でKOされた。
ラミレス監督は「最低でも五回は投げてほしかった。(二回は)3点のリードがあって、2死から投手を歩かせた。ストライクが入らず、(登板を)引き延ばす考えにならなかった」と手厳しかった。国吉も「監督、中継ぎに申し訳ない。チャンスを生かせなかった自分が悔しい」と猛省した。
打線はさらに3点を奪って突き放したが、五回に久保裕が小林誠に同点3ランを被弾。さらに七回に須田が相川に決勝3点二塁打を浴びて、今季3度目の同一カード3連敗となった。
目標にした勝率5割ターンも消滅。一時は盤石を誇った先発投手陣だが、この日の国吉、11日の三浦も含めて、前半戦最後の4戦は全員が今季初登板という緊急事態。ラミレス監督は「ベストを尽くして戦った結果。今後も1戦1戦戦いたい」と前を向いていた。