玉野光南が初戦突破 エース・浜口、マッチ棒が大黒柱へ
「高校野球岡山大会・1回戦、玉野光南8-1津山高専」(11日、倉敷マスカットスタジアム)
シード校の玉野光南が初戦をコールドで突破し、2回戦へ進出した。身長191センチのエース・浜口祐真投手(3年)が先発し、5回3安打1失点と好投した。
最速136キロと決してスピードはないが、角度のあるボールでコーナーをついた右腕。「緊張しました」という立ち上がりに無死一、二塁のピンチを招いたが、後続を落ち着いて打ち取った。二回以降は本来の打たせて取る投球を取り戻したが「こんな投球をしているようでは、上に行けば通用しない」と課題を口にする。
身長191センチと恵まれた体格を持つ右腕。足のサイズは30センチで、まだ伸び続けているという。そのせいか体作りが追いつかず「結構、頑張って食べているんですけど…。この体形なので周りからは『マッチ棒』って呼ばれます」と苦笑いで明かす。
他のスポーツは「あんまり得意ではないです。球技が苦手なので」と小学2年から始めた野球に打ち込んできた高校3年間。「去年の秋、今年の春と悔しい思いをしてきた。次の試合まで1週間、しっかり調整したい」とチームの“大黒柱”になって、憧れの聖地を目指す。