DeNA三浦 今季初陣は4回6失点 「終わったわけじゃない。次、やり返す」
「DeNA3-13中日」(11日、横浜スタジアム)
ストライクが1球入る度に拍手が響いた。平日の中日戦としては異例の、大入り2万8080人の観衆の視線を一身に集めた。今季初めてのマウンドにDeNA・三浦大輔投手(42)が立った。すべては初回だった。
「ファンの方の気持ちはすごく伝わった。拍手に背中を押してもらった。期待に応えられず、申し訳ない」
先頭の大島の一打を、ロペスがグラブに当てて右翼線にそらす二塁打。続く堂上のバスターがバントシフトを破る右前適時打となり、5球で1点を失う不運。1死後、浮いた球を痛打された。一発を含む5連打でさらに5点を追加された。
「初回が悔しい形になってしまった。6点は大きかった」
意地は見せた。二回は左前打を放ち、張本氏らを抜く歴代4位タイの24年連続安打を達成。二回以降は制球を取り戻し、0を並べた。4回11安打6失点の初陣だった。
ラミレス監督は「三浦さんも含めて、4人の候補からローテを検討する」と言う。まだチャンスはある。「終わったわけじゃない。次、やり返す」。ハマの番長が誓った。