ハム中田が走者一掃逆転V打「ヨッシャー」 チームに感謝の一撃!

 「オリックス2-3日本ハム」(13日、京セラドーム大阪)

 4番が一振りで試合を決めた。逆転勝利に導く決勝打を放った日本ハム・中田翔内野手は痛みをこらえながらも「ヨッシャー」と思い切りほえた。打撃不振に苦しみ、これまでの悔しい思いを晴らすかのように喜びを爆発させた。

 2点を追う八回2死満塁。「みんなが必死につないでくれたんで、積極的にボールを振っていこうと」。平野の直球を鋭いスイングで捉えると、打球は右中間を真っ二つに破った。走者一掃の逆転適時二塁打。「僕が打ててない時にみんなが打ってくれて、ホントによかった」と充実感に浸った。

 前夜は通算150号本塁打を放つも敗れ、15連勝で止まった。喜びも半減し「(最終戦は)意地でも勝つ」と4番として勝利に貢献すると誓った一戦だった。しかし、七回の守備で右膝に打球を受けるアクシデント。一度はベンチに下がったが、治療を施して八回の打席に立ち、値千金の適時打を放った。

 前半戦最終戦に50勝到達。首位・ソフトバンクと6ゲーム差で後半戦を迎える。「打てない4番を使ってくれて申し訳ない気持ちだった。これからチームにどんどん貢献していきたい」。6月下旬に2試合連続でスタメン落ちを経験するなど打撃不振に苦しんだ前半戦。取り返すべく、後半戦は打ちまくる。

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