巨人・菅野ねじ伏せパーフェク投 4度目出場で初の無失点

 「オールスター・第1戦、全パ4-5全セ」(15日、ヤフオクドーム)

 一歩も引かなかった。全セの菅野(巨人)が2回を無安打無失点のパーフェクト投球。力勝負で強打者をねじ伏せ、「ファンの方も力と力のぶつかり合いを期待している。今日はすごく良かった」と胸を張った。

 投じた21球のうち、変化球はわずか1球。一回は柳田をこの日の最速となる151キロ直球で一ゴロに仕留めた。二回は4番の中田に対して「同級生だし、真っ向勝負したい」との宣言通り、4球全て直球を投げ込んで空振り三振を奪った。99年の球宴で巨人・上原(現レッドソックス)とオリックス・イチロー(現マーリンズ)の真剣勝負に胸を打たれたという菅野が、磨き上げた直球で夢舞台を盛り上げた。

 4度目の球宴出場で初の無失点。2回限定の登板だったため、受賞選手にはならなかったが「ゼロに抑えられて良かった。いいリフレッシュになったし、後半戦につながる」と充実の笑みがにじんだ。ファン投票で選出されたセ界のエースが、その力を見せつけた。

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