DeNA熊原プロ初勝利“神主投法”で強力燕打線に5回2失点
「ヤクルト2-9DeNA」(20日、神宮球場)
左足を引いて両腕を高く掲げるワインドアップからの豪快な“神主投法”で、DeNA・熊原健人投手が強力打線を封じた。五回2死一、二塁で山田を空振り三振に仕留めてお役ご免。3安打2失点で、プロ初勝利。「最高の舞台でできる喜びを感じました」と笑顔がはじけた。
3月上旬の右脇腹痛で開幕1軍を逃した。「悔しい思いもありました。みんな活躍しているのに」。2軍での練習は無駄ではなかった。球速はアマ時代から2キロ増の154キロを計測。一度は中継ぎで昇格、そして、先発に再転向して、2試合目で初勝利をつかんだ。
キャンプ中にラミレス監督から対戦したい相手を聞かれて「ヤクルト」と即答した。「12球団を代表する打撃のチーム。勝てば自信になると思った」。手にしたウイニングボールは自信の源になる。