選抜覇者・智弁学園、薄氷…延長十一回サヨナラ勝ち

五回途中から登板した智弁学園のエース・村上=佐藤薬品スタジアム
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 「高校野球奈良大会・3回戦、智弁学園5-4磯城野」(23日、佐藤薬品スタジアム)

 今春選抜大会の覇者・智弁学園が、延長十一回サヨナラ勝ちで8強に進出した。

 敗戦まであとアウト2つ。春の王者は土俵際まで追い詰められた状況で底力を見せた。2点を追う九回1死から連打で1点差とすると、2死二塁で青木雄大外野手(3年)が左前へ同点適時打を放った。

 延長十一回1死二塁は納大地外野手(3年)の左中間へのサヨナラ二塁打で接戦に終止符を打った。

 序盤から拙攻、拙守が目立ち、苦しい展開が続いた。初回と六回はともに適時失策で失点。それでも五回途中から登板したエース・村上頌樹投手(3年)を中心に七回以降は得点を与えず、粘る磯城野を振り切った。

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