近江が4強入り プロ注目右腕・京山が完封 10球団が熱視線
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「高校野球滋賀大会・準々決勝、近江2-0伊吹」(23日、皇子山)
近江が2年連続の4強入り。プロ注目右腕、京山将弥投手(3年)が6安打で完封した。自己最速に並ぶ145キロ速球とスライダー、カーブ、カットボールなど多彩な変化球を低めに制球。走者を出しても併殺できっちり打ちとり、傷口を広げなかった。
継投した1回戦以来の登板となった背番号1は「相手打線がしっかり振ってきて安打は多かったが、仲間のかけ声が力になった」と笑顔を咲かせた。180センチ、70キロと細身の体だが、安定感は抜群。その潜在能力にプロも熱視線を送っており、この日も阪神、楽天など10球団が視察した。
準決勝(25日)は昨秋、今春と敗れたセンバツ出場校の滋賀学園と対戦する。「2回負けて三度目の正直」と京山。多賀章仁監督も「挑戦者の気持ちが何より大事」と手綱を締めていた。