横浜・斉藤4の4!ハマのスーパー1年生は万波だけじゃない
「高校野球神奈川大会・4回戦、横浜10-0相模原中教校」(24日、バッティングパレス相石ひらつか)
3年ぶりの夏の甲子園を狙う名門・横浜で、また1年生が躍動した。初めて3番に座った斉藤大輝内野手が、4打数4安打1打点の大当たり。大勝での16強入りに貢献し「3番の仕事をしたかった。ランナーを返せればと思っていた」と、笑顔がはじけた。
初回1死二塁から、先制の左前適時打を皮切りに、右前打、中前打、右前打。直球も変化球も関係なく、きれいに打ち分けた。入学3カ月とは思えない巧みなバットコントロールを見せた右の安打製造機に、平田徹監督(33)も「バットが内から出てくる。試合の中の対応力が高い」と頼もしげだ。
中2夏に戸塚シニアで全国4強。3年夏の関東大会ではサイクル安打も達成した。3回戦で特大弾を放った同級生・万波中正外野手のことは「『コイツすげえな』って。刺激になっています」と認めつつ「自分は打率を残すタイプなので」と、しっかり持ち味は心得ている。
万波は代打で死球だったが、1番で起用された長南有航外野手(1年)が中越えに適時三塁打。指揮官は「1年生が非常に期待に応えてくれた」と目を細めた。「要所でいい打撃をして、チームを勝たせる選手になりたい」と斉藤。ハマのスーパー1年生は、大砲だけじゃない。