今永5回7失点KO…DeNA5割復帰逃す「1カ月待ってくれた人に申し訳ない」
「DeNA1-9巨人」(24日、横浜スタジアム)
「今日はいけるぞ」。新人左腕の手応えは中盤で一気に暗転した。疲労による2軍調整を経てドラフト1位・今永昇太投手が約1カ月ぶりの1軍先発。だが1点リードの四回に3本塁打を含む7連打の猛攻を受け、5回7失点でKOとなった。
「約1カ月間、待っていてくれた人に申し訳ない」。今永はまず、その言葉を口にした。三回まで1安打に抑える投球。ブルペンから状態の良さを感じていただけに「今日の調子ならいけるという思いはあった」という。
だが四回1死二塁で阿部に「コースと高さを両方間違えた。一番後悔している」と甘いスライダーを右翼線の同点適時打とされ、続く村田に、この日の攻めの軸だった内角スライダーを左翼席へ運ばれる2ランを被弾。そこからは自らの気持ちを立て直せなかった。
連勝が4で止まり勝率5割復帰を逃したが、ラミレス監督は「悪い投球ではなかった」と次回も先発させる方針。それでも「背水の陣です。次、下に落ちれば、後半戦の戦力にならないという評価」と今永。決死の思いで次のマウンドに臨む。