日本ハム・大谷 チーム乗せる猛打ショー 鷹追撃へ打って勝つ!
「西武1-4日本ハム」(26日、西武プリンスドーム)
日本ハム・大谷のバットが、チームを乗せた。防御率1・62を誇る西武・岸から3安打1打点。5月29日以来、今季3度目の猛打賞をマークした。10カード連続のカード初戦勝利に貢献し「カードの頭は大事。明日以降の戦いが楽になるんじゃないかと思います」と振り返った。
まずは二回1死から右前打で出塁。その後、大野の左翼線二塁打で先制ホームを踏んだ。四回無死二塁での第2打席では、チェンジアップを「うまく引っかかってくれて良かった」と右線適時二塁打。自己最多だった14年の31打点を更新する32打点目を挙げ、第3打席も中前打を放った。
10日に右手中指のマメをつぶし、投球に影響を及ぼしたが、バットでは好調を維持する。これで球宴後は14打数7安打の打率・500。普段は辛口の栗山監督も「今日は良かった。アプローチの仕方が良かったね」と表情を緩めた。
連敗を阻止し、7月は14勝2敗。首位・ソフトバンクも勝ったため、4・5差は変わらないが、貯金は今季最多タイの「22」に戻した。週末の本拠地での直接対決へ向け、再び上昇ムードに転じた。前日、「みんな、全部勝つという気持ちでやっている」と話していた大谷。自身の言葉を体現する猛打賞となった。