DeNA梶谷復活号砲&3打点「久しぶりに完璧です」
「中日3-7DeNA」(26日、ナゴヤドーム)
久々の感触が両手に残った。七回にDeNA・梶谷隆幸外野手が放った一撃。外角の直球を力で押し込んだ打球は、広いナゴヤドームの左翼ポール際に飛んだ。6月7日のソフトバンク戦以来、49日ぶりの6号ソロ。「久しぶりに完璧です」と喜んだ。
初回は無死一、二塁から左中間に2点二塁打。三、九回には四球で出塁した。「きょうはいい感じだった。塁に出ればゴウ(筒香)、チャモ(ロペス)につながる。得点の確率が上がりますからね」。納得の働きだった。
「一昨日までは悪かった」と振り返る。直前の巨人3連戦は、11打数1安打に終わっていた。この日は打撃練習から高い放物線を描く打球を飛ばした。「細かい部分を修正しました」と微調整の効果が出た形だ。
ラミレス監督は後半戦を前に「梶谷が調子を上げてくれることが鍵になる」と話していた。4番・筒香につなぐ3番・梶谷の復活は、CS出場へ必要不可欠。梶谷は「今日は焦らず、全部の打席に入ることができた」と手応えを口にする。勝負の夏。頼もしい男が復調気配だ。