「高校野球埼玉大会・準決勝、花咲徳栄５－０春日部共栄」（２６日、埼玉県営大宮公園野球場）

　大台を超えて、３季連続の甲子園に王手もかけた。今秋ドラフト上位候補の花咲徳栄のエース左腕、高橋昂也投手（３年）が自己最速を５キロ更新する１５２キロをマークした。１３奪三振で春日部共栄を４安打無四球完封。「球速は特に気にしていない。最後まで気を抜かず集中して投げました」。今夏の連続無失点も４試合２８イニングにした。

　走者を二塁に進めたのは六回の一度だけ。球場の表示は最速１４４キロだったが「前の試合よりも来ていた」と受けた野本。米アストロズの大慈弥スカウトのガンでは９５マイル（１５２キロ）をマークした。

　決勝の相手は聖望学園。「振れているチームだと思うので気を抜かずにいきたい」と高橋昂。この夏初めて９回完投からの連投となることぐらいしか死角は見当たらない。