横浜・藤平2打席連発7打点!ドラ1候補右腕は“二刀流”日米11球団の前で大爆発
「高校野球神奈川大会・準々決勝、横浜16-3横浜隼人」(28日、横浜スタジアム)
横浜がドラフト上位候補右腕・藤平尚真投手(3年)の2打席連続本塁打を含む4安打7打点の活躍で4強入りした。
ドラ1候補右腕は、打ってもすごい。藤平がハマスタで豪弾2発をぶち込んだ。日米11球団のスカウトの前で、六回に左中間へのソロ。七回は130メートルの満塁弾を中堅左へ。自身初の1試合2発に「この応援の中で、ダイヤモンドを一周できるのは気持ちいい」と頬を緩めた。
肉体改造が実を結んでいる。冬場はダルビッシュ(レンジャーズ)や大谷(日本ハム)らも利用するトレーニング施設へ。今夏はもちろん、高校野球以降も見据えたプランを立ててもらい、普段の体作りに生かしてきた。
「体幹を徹底的に鍛えてきた。飛ばす力はプロ級」と平田徹監督(33)。巨人・山下スカウト部長も「パワーは高校生離れしている。今日の打撃なら、打者でもドラフト候補」と舌を巻いた。
投げては5回3失点。初回先頭から12球連続ボールと乱れたが「肩が軽すぎた」と、ブルペン投球を減らした調整が裏目に出たもの。三回には修正して、3者連続奪三振。「投球で迷惑をかけたので打撃で返そうと思った。高校野球は打って投げて走らないと」。大黒柱の爆発で、3年ぶりの夏の聖地にあと2勝だ。