DeNA筒香 30&31号で山田抜きキング!球団新月間15発!3冠王も視野
「広島3-19DeNA」(29日、マツダスタジアム)
今季最多の24安打19得点の圧勝劇。立役者はハマの主砲だった。DeNA・筒香嘉智外野手は初回、内角直球を右中間に先制30号3ラン。四回にはフルカウントから外角低めのチェンジアップをバックスクリーン左へ31号3ラン。2発6打点の大暴れで貢献した。
「チームが1試合1試合丁寧に勝っていこうという中で、自分の数字は置いといてという感じです」
素っ気ない言葉だが、ヤクルト・山田を並ぶ間もなく追い抜く30&31号は、記録ずくめの2発だった。1試合複数本塁打は7月6回目。76年5月の阪神・ブリーデンの5回を上回るリーグ新記録。そして月間15本塁打は13年4月のブランコを抜く球団新だ。
不動の心で臨む。「相手が首位とか最下位とか関係ない。時間がくれば毎日試合が始まる。いろんな投手と対戦する中で、変えるという感情はない」。現在進行形で追求している自分の形がある。相手にかかわらず、信じた形で振り抜く。だから強い。崩れない。
ラミレス監督は試合前、「敵に筒香がいたら?歩いて下さい、だね」と話した。五回は2死一、三塁では、敬遠気味の四球だった。記録の話には「どうでもいいです」と繰り返す主砲。現在1冠。そして、打点は4差、打率は7厘差と猛追。3冠王も射程圏だ。