元ブレーブスの勇者が爆売れ祈願 バルボン氏「娘に読み聞かせてもらった」
元プロ野球・阪急ブレーブス内野手で、チコの愛称で親しまれた、キューバ出身のロベルト・バルボン氏(83)と、“代打の神様”として活躍した高井保弘氏(71)が29日、第4回「大阪の本屋と問屋が選んだ、ほんまに読んでほしい本」大賞に輝いた『勇者たちへの伝言 いつの日か来た道』の筆者・増山実氏(58)らと共に爆売れ祈願を行った。
『勇者-』は阪急ブレーブスをモチーフに、封印されていた父の過去をたどる感動の物語。バルボン氏は「日本語は読めへんから、娘に読み聞かせてもらった。日本に住んで62年経つけど、こんなうれしいことはない」と流ちょうな関西弁で感激を口にした。
代打本塁打の世界記録保持者である高井氏は引退後、小料理屋や接骨院、警備員を経験。3年前に骨折したのを機に現在は、“隠居”生活を送る。「テレビで野球観戦するのが一番の楽しみ。今もつい、投手のクセをチェックしてしまう」と苦笑い。バルボン氏、阪急の元応援団長・今坂喜好氏らと昔話に花を咲かせた。