大谷、会心弾!首位・ソフトと3差に縮めた
「日本ハム6-3ソフトバンク」(31日、札幌ドーム)
3点を追う初回だ。1点を返しなおも無死二塁。日本ハム・大谷はフォークに狙いを絞り完璧に捉えた。打球は角度よく左中間方向へ上がる。スタンドに弾むのを見届けると、右手を握りしめた。本塁打の自己記録を更新する同点の13号2ランだ。
「会心。会心の一発でした。3点取られて、一方的な展開になりそうだったので、早い段階で追いついてよかった」。負けられないソフトバンクとの直接対決。逆転勝ちにつながる豪快アーチに胸を張った。
前夜の1番からこの日は3番へ。定位置のクリーンアップに入り躍動した。野手での6試合連続スタメン出場はプロ入り初。疲労度を問われても「特にないです」とサラリと言う。結果が出ても滅多に褒めない栗山監督も「遊びたい盛りでも、野球中心で一生懸命取り組んでいて素晴らしいよ」。後半戦、遠征先の食事会場ではほぼ毎日、顔を合わせるという。自己管理を徹底して結果につなげる姿勢を高く評価する。
直接対決で勝ち越し、最大で11・5も開いていたゲーム差は3まで縮まった。「ここからが勝負。目いっぱいいく」と栗山監督。7月は17勝4敗で勝負の8月に向かう。「一試合一試合、落とさずに勝ちにいく」と大谷。次カードのロッテ3連戦でも、首位猛追へ打ちまくる。