筒香球団タイ月間31打点もDeNA5割に逆戻り
「広島6-4DeNA」(31日、マツダスタジアム)
また1つ記録を作った。1点を追う六回、DeNA・筒香嘉智外野手が左中間に同点適時二塁打。7月の月間打点を31とし、99年7月のローズに並ぶ球団タイ記録。「絶対にランナーをかえすぞ、と打席に入りました」と振り返った。
その直後だった。ロペスの右前打で、本塁に滑り込みながら左手でベースタッチ。だが、セーフの判定に広島側が異を唱えてリプレー検証。「ホームベースにタッチしたのは分かっていた。石原さんが『タッチしていない』と言っていたので」。判定は覆らず、一時は逆転に導いた。
個人の記録より、チームの勝利を優先する。チームは逆転を許し、八回は一発が出れば同点という場面でジャクソンとの力勝負。153キロの直球に空振り三振に倒れた。連勝は止まり、貯金は0に逆戻りとなった。
大活躍の7月だった。球宴で2試合連続本塁打。月間16本塁打はヤクルト・バレンティンの18本に次ぐ数字で、日本選手トップタイ。そして球団タイ記録の月間31打点。「8月も今まで通り変わらずやっていきます」と力強く約束した。