甲子園開会式リハ、熊本地震被災の2校の代表も参加 「堂々と行進して元気届ける」

 「全国高校野球」(7日開幕、甲子園球場)

 開会式リハーサルが6日行われ、入場行進の先導役に選ばれた東稜(熊本)の山門憲司主将(3年)も元気な姿を見せた。

 4月の熊本地震で被災した同校が先導役、同じく阿蘇中央の倉岡真聖主将(3年)が開幕戦の始球式を務める。

 県大会は2回戦で八代工に敗れ、引退となった山門主将は「最初は大がかりなうそだと思った」と大役が信じられなかったという。

 「学校はやっと、1週間前に体育館が使えるようになった。仮設住宅にも入れない部員もまだいます」という現状はありながら、今回のリハーサルを終えて「堂々と行進して、熊本は徐々に復興している、ということをアピールして、またその姿で熊本のみんなに元気を届けたい」と、本番に向けての意欲を見せていた。

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