虎キラー、ヤクルト・山中 圧巻の104球完投
「ヤクルト6-1阪神」(6日、神宮球場)
サブマリンが圧巻の投球だ。6安打1失点、104球の完投で6月17日以来の4勝目。ヤクルト・山中は「久々に勝ったのでうれしいです」と笑みを浮かべた。
虎キラーが躍動した。緩急自在で高低、内外にちりばめて翻弄(ほんろう)した。阪神戦は今季3試合で2勝(0敗)、22イニングで2失点と相性抜群。チームの阪神戦連敗も6で止めた。「持ち味を出すことに集中している。またしっかり抑えられるように頑張りたい」。三回には適時打も放ち、充実感を漂わせた。
真中監督は「球数が少なかったし最後まで行かせた」と目を細めた。チームで完投勝利を挙げるのは、山中が完封した5月3日以来、約3カ月ぶり。5位に浮上させる大きな勝利だ。