2度の中断、履正社監督「嫌な感じはなかった」
「全国高校野球・2回戦、履正社5-1横浜」(14日、甲子園球場)
東西の優勝候補同士の対戦は、雷雨による二度の中断を経て、履正社に軍配が上がった。試合後、岡田龍生監督は中断について「あまり神経質でもないので、嫌な感じはなかった。部長が選手に『気持ちを切らすな』と声も掛けてくれていたので」と話した。
1度目の中断は二回裏、履正社の攻撃中だった。1死二塁の好機に、打席はエースの寺島成輝投手(3年)。フルカウントの場面で雷鳴が聞こえ、午後5時10分、両チームの選手をベンチへと引き上げさせた。再開したのは同50分すぎだった。
その後、2死一、三塁から8番・山本侑度外野手(3年)の3点本塁打で逆転。続く9番・若林健治内野手(3年)が四球で塁に出たところで、再び雷鳴が響き、午後6時から2度目の中断となった。40分後、試合は再開された。
指揮官は「(中断が)よかったのかは分からないけど、結果、点も入った。攻撃側の中断だったし嫌さはなかった」と話したが、守備側だったら?との問いには「投手の準備が難しいかもしれない」とおもんぱかった。