常総学院・鈴木昭が粘った4失点完投 V候補・履正社撃破で3年ぶり8強

力投する先発の常総学院・鈴木昭=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球・3回戦、常総学院7-4履正社」(16日、甲子園球場)

 常総学院が快勝し、13年以来3年ぶりとなる8強入りを決めた。プロ注目左腕・鈴木昭汰投手(3年)は、13安打を浴びながら4失点完投。打線の援護を受けて、粘り強く投げきった。

 15U(15歳以下)日本代表でチームメートだった藤平を擁する横浜を破った相手。履正社のエース・寺島に対しても「No.1左腕と呼ばれていましたし、負けないように、意識する部分はあった」と、意地があった。

 再三ピンチを背負ったものの、失点した4イニングはいずれも1点のみ。そして奪った三振はゼロ。「なかなか三振しない。一番強かったチームかな」と振り返ったが、流れだけは渡さなかった。

 準々決勝は、センバツ4強の秀岳館と激突。「最後は勝てる投手として残っている」という理想に一歩近づいたエースは「もう1回、対策を練って、ベスト4に行きたい」と意気込んだ。

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