東邦・藤嶋、右ひじ痛だった 先発も4失点降板に「自分に自信持てなかった」

2回東邦1死満塁、鈴木理央の右犠飛で同点のホームに滑り込みナインとタッチを交わす藤嶋健人=甲子園(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球・3回戦、聖光学院5-2東邦」(17日・甲子園球場)

 ドラフト候補の東邦・藤嶋健人投手(3年)は先発しながらも、六回途中4失点で降板。試合後、右肘の状態が思わしくなかったことが明らかになった。

 愛知大会の決勝戦後、右肘にハリがあり、病院で精密検査を受けた。じん帯などに異常は見られず、診察医からは様子を見ながらの登板を勧められた。直球は130キロ台後半にとどまり、変化球が決まらなかったことから、カウント球のストレートを痛打された。

 藤嶋は試合後「コンディションよりも実力が出せなかったのは、自分に自信がなかった。自分で自信を持てるように、これから次のステージでやっていきたい」と声を詰まらせ、感極まって涙を流した。

 打者専念ではなく、投手を続けたい本音も明かし「どんな相手にも勝てる投手になりたい。プロの舞台で甲子園に戻ってきて、楽しんでいい投球ができるように頑張りたい」と語った。

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