“BIG3”花咲徳栄・高橋昂も散る…四回から登板も流れ変えられず
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「全国高校野球・3回戦、作新学院6-2花咲徳栄」(17日、甲子園球場)
花咲徳栄が敗れ、昨年に続く8強入りはならなかった。今秋ドラフト1位候補左腕・高橋昂也投手(3年)は、4点を追う四回から3番手で登板。5回3安打1失点、4奪三振の力投も実らなかった。
先発は今大会初登板の右腕・綱脇。二回に5安打を集中され、一挙5点を先制された。「何とか流れを呼び込んでやろうと思った」という高橋昂は、140キロ台中盤の直球が走り、七回までは無失点。しかし、八回に味方の失策で走者を許すと、2死三塁から右前適時打を浴びて、重い1点を失った。
試合後は作新学院の選手と、笑顔で言葉を交わした。相手エースの152キロ右腕・今井を「スピードにしても何にしても、素晴らしい投手」とたたえた高橋昂。「力は全部出し切って終われた」と、涙はなかった。