日本ハム5連勝「-0・5差」肉薄!19日からソフト3連戦でマジック点灯も
「日本ハム6-1オリックス」(18日、札幌ドーム)
悩める4番が仕事を果たした。同点とされた直後の三回無死一塁。ここまで4試合、18打席無安打だった日本ハム・中田翔内野手が右中間フェンス直撃の決勝適時二塁打。「甘いボールが来たら、打ちにいこうと決めている」と振り返り、「増井さんに勝ちがついて良かった」と表情を緩めた。
満足感に浸れる一撃ではなかった。お立ち台で感触を問われ「いったと思ったけど…。やっぱりいかなかったですね」と返し、スタンドの笑いを誘った。今季はここまで17本塁打。「あれで入らないのが、今年の中田翔ということ」。自身への歯がゆさ、もどかしさは消えていない。
その一方で、チームの雰囲気には手応えを感じている。試合前、野手で組んだ円陣。市川が「増井さんを勝たせてあげよう」と声を張り上げた。ムードが高まり、誓いは形になった。「勝ちという方向に、チームはひとつになっているんじゃないかと思う」。言葉に実感がこもった。
首位・ソフトバンクが敗れ、勝率2位ながら貯金の数は上回った。首位とマイナス0・5差という珍現象を生み、19日からは本拠地で天王山3連戦。3連勝なら、3位・ロッテの結果次第で優勝マジック「29」が点灯する。「ここまできたら、ぶっつぶす気持ちでいきたい」。最大11・5差からの奇跡へ気勢を上げた。
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