明徳が四国対決制し4年ぶり4強!中野が3安打完封 20イニング連続0封だ

 「全国高校野球・準々決勝、明徳義塾3-0鳴門」(18日、甲子園球場) 

 宝刀スライダーでチームを4年ぶりの4強に導いた。明徳義塾(高知)のエース・中野恭聖投手(3年)が3安打完封。これで初戦から自身20イニング連続無失点。鳴門(徳島)との四国対決を制し「四国同士、負けられない気持ちがあった」と笑った。

 悔しさを糧に手に入れた球だ。中野は今春センバツ初戦・龍谷大平安戦で3回8安打3失点。屈辱の途中降板がきっかけとなり、夏の県大会前にフォーム改造に踏み切った。

 右足にしっかり体重を乗せ、上からたたきつけるように腕の振りを変えるとスライダーの鋭さが増した。馬淵史郎監督(60)が「スライダーというより、速いドロップ」と表現するキレ味と落差。この日、鳴門打線から奪った8三振のうち6個をこの球で決めた。

 馬淵監督はこれで夏の甲子園歴代2位タイの通算30勝目。指揮官に区切りの1勝をプレゼントした右腕は「センバツの悔しさはまだ晴れていない。優勝したい」。準決勝の相手は作新学院。自信の決め球を引っさげ、152キロ右腕・今井との投げ合いに挑む。

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