日本ハム大谷3安打ァ!M点灯阻止ダァ リレー銀に感銘「逆転して優勝」だ
「日本ハム4-2ソフトバンク」(21日、札幌ドーム)
負けられない首位攻防第3ラウンド。日本ハム・大谷が3安打猛打賞で、ソフトバンクの優勝マジック点灯阻止に貢献した。勝利の瞬間、ベンチから身を乗り出し、ガッツポーズを繰り返した二刀流。「楽しんでる余裕はないけど一生懸命やって勝てればいいです」と喜びをかみ締めた。
初回から高速スイングで4万人超の観客を魅了した。1死二塁。外角カーブを右手一本で右中間へ先制二塁打。五回の勝ち越しは大谷が起点となった。1死走者なしから右前打で出塁。その後、満塁と攻め、敵失間に勝ち越しのホームを踏んだ。六回には三塁への平凡なゴロを、俊足を飛ばして内野安打とした。今季7度目の猛打賞で勝利に貢献した。
7月26日から24試合連続で野手出場の大谷。その間、チームは14勝10敗と打者として支えるが、この日の試合前にはブルペン入りして50球を投げた。「今までで一番よかった」と投手復帰へも着実に歩みを進める。
スポーツ好きの二刀流は五輪の陸上400メートルリレー、銀メダルに感銘を受けた。「接戦で争って勝ってすごかったですね」。リレーのような激しい競り合いを制し、最後は優勝のゴールテープを切る。「逆転して優勝するのが一番」と大谷。チームは今季のソフトバンク戦勝ち越しを決め、0・5差に縮めた。