日本ハム1日天下…大谷ショック!体調不良で欠場 27日以降は様子を見て
「西武7-1日本ハム」(26日、県営大宮公園野球場)
“不動の3番”不在の戦いを強いられ、日本ハムは1日で首位から陥落した。「3番・DH」で出場予定だった大谷翔平投手が体調不良で急きょ欠場。中核を欠いた打線は4安打1得点。栗山監督は「誰が悪いとかはないが、何か足りない。頑張らないといけない」と唇をかみしめた。
苦渋の判断だった。前日からのどに痛みがあったという背番号11に対し、ギリギリまで出場の可能性を模索した。だが、試合前の打撃練習を見て「全然打とうとしなかった。しんどそうだった」と休ませることを決断。一度は場内へのメンバー紹介で「3番・DH」で発表されたが、その後、近藤に変更され、大谷は試合開始前に球場を後にした。
大谷の“スタメン落ち”は中継ぎ登板した7月24日以来。以降、登板が見送られていることもあり、同26日からは野手として全試合出場を続けてきた。打率・337、19本塁打、51打点。今や中田とともに打線の中心を担う存在。くしくもその大きさが、浮き彫りとなる試合となった。
球場を離れた大谷は、都内の病院で診察を受け、宿舎で静養した。球団によると発熱の症状はなく、27日以降の出場について指揮官は「状態を見て決める」とした。“一日天下”とはいえ、ソフトバンクとの争いはまだまだ続く。態勢を整え“大谷ショック”を乗り越える。