巨人・マイコラス大荒れ バットへし折り捕手には不満ぶちまける
「DeNA6-5巨人」(28日、横浜スタジアム)
巨人マイルズ・マイコラス投手が、DeNA戦に今季初めて中4日で先発し、6回を5安打2失点で降板した。二回、DeNAの攻撃中に雨が強まり1時間15分の中断。悪条件に悩まされながらの登板でストレスが重なったのか、感情を抑えきれない場面が目立った。
一回、相性の悪いロペスに先制ソロを被弾。すると、イニング間に三塁ベンチへ戻ると激しくグラブをたたきつけ、悔しさを爆発させた。さらに三回、自身が空振り三振に倒れると、両手で持ったバットを太ももで真っ二つにへし折り客席をどよめかせた。
六回は、無死一塁から筒香に対する6球目の内角スライダーがボール判定となって四球。ここでは怒りの矛先が捕手の小林誠へ。捕球した際にキャッチャーミットを制止させなかったことに納得がいかなかったようで、マウンド上から女房役に向かって激しく不満をぶちまけた。尾花投手コーチが慌ててマウンドへ駆け寄り気持ちを落ち着かせたが、結局、この回は倉本に同点適時打を浴び、4勝目はならず。降板後は三塁ベンチで再び、大暴れ。ペットボトルをなぎ倒し、バットで何度も床をたたきつけるなどして、周囲を凍り付かせた。
試合後は落ち着きを取り戻し、小林誠に不満をぶちまけたことには「雑談をしていただけだ。家族がどうとか」とはぐらかし、バットをへし折ったことにも「自分はいいバッターなので、(三振したことを)バットのせいにしてしまった」と話した。雨中の登板となったが「あのグラウンド状態で両チームにけが人が出なかったことはよかった」とだけ話した。