DeNA“想定外”薮田を打てず完封負け…ラミ監督「抵抗してほしかった」

 「広島3-0DeNA」(31日、マツダスタジアム)

 想定外の事態に、対応できなかった。広島の先発マウンドには予告先発の福井でなく、薮田がいた。6回2安打の好投を許し、七回以降は継投策の前に無安打。終わってみればDeNAは今季12回目の完封負けを喫した。

 ラミレス監督は「(先発の変更は)試合開始直前に知った。5分前、いや、もっと短かったくらい。3、4分かな」と状況を説明。「影響はあった。ただ、これまで薮田と対戦がなかったわけじゃない。抵抗してほしかった」と話した。

 連夜の守備のミスが失点につながった。初回、2死一、二塁から鈴木の遊撃への緩い当たりを名手・倉本が一塁へ悪送球。内野安打と送球エラーが記録された。「こういう時期にミスが序盤に出てしまうと負けにつながってしまう」と嘆く。

 攻守に精彩を欠いて連敗。振り返れば4位ヤクルトが1・5ゲーム差に接近。「今後、より厳しい戦いになっていく。いつも言っているように、1日1日しっかりやる。そういう気持ちに変わりはない」とCS圏内死守を強調した。

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