虎ら10球団の前で大阪ガス・酒居復活投 今季最長8回1失点
「社会人野球日本選手権・近畿地区最終予選、大阪ガス4-1新日鉄住金広畑」(1日・皇子山)
ドラフト上位候補の大阪ガス・酒居知史投手(23=大体大)が、今季最長となる8回を投げて1失点と好投した。5人態勢の阪神を含む10球団が視察する前で、最速147キロをマーク。腰痛に悩まされ調子を崩していたが、復活の兆しを見せた。
自己評価は「去年を100とするなら、まだ50~60くらい」と言うものの、淡々とアウトを積み重ねる姿が戻ってきた。今季開幕前の2月に腰を痛め、都市対抗まで納得のいく投球ができなかった。
今は不安が解消され「腰はもう大丈夫です。でも決め球の精度とか、まだまだ上げていかないといけない」と力を込めた右腕。視察した巨人・山下スカウト部長は「実績もあるし、状態が戻れば上位もある」と語っていた。