ソフトバンクM消滅…山田いきなり満塁被弾 2番今宮2三振で打線組み替えも裏目

 「楽天5-1ソフトバンク」(4日、コボスタ宮城)

 あまりに重い一回の4失点だった。6月14日以来の先発だったソフトバンク・山田大樹投手が満塁本塁打を浴び、流れをつかめずに終わった。2位・日本ハムが引き分け、2日に初点灯した優勝マジックは消滅。工藤監督は「ホームランを打たれるよりも、その前の打者と勝負をしないと。頑張ってほしかったけど」と残念がった。

 3週連続で日曜日に先発していた岩崎を中継ぎへ回したため、山田にチャンスが巡ってきたが生かせなかった。先頭の松井稼に初球を左前に運ばれ、2死を取りながら2四死球で塁が埋まると、中川に2ボールから真ん中に入った速球を中越えに運ばれた。二回途中でマウンドを降り「すいません」とだけ話してバスに乗り込んだ。

 気勢をそがれたように、5試合連続で2桁安打をマークしていた打線も6安打で1点のみ。この日2番に入った今宮が2三振するなど、好調だった打線を組み替えたのも裏目に出た。リーグ3連覇へ正念場は続く。

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