U18日本代表が帰国V会見 粉骨砕身の小池主将「寝られなくなるまで寝たい」
野球のU-18アジア選手権(台湾)で2大会ぶり5度目の優勝を果たした高校日本代表が5日、羽田空港に帰国し、優勝会見を行った。小枝守監督、主将の小池航貴内野手(木更津総合)、今井達也投手(作新学院)が出席し、喜びを語った。
小枝監督は「木製バットへの対応が選手を悩ませたと思うが、それを逆手にとって、送りバントなどで自己犠牲を伴いながら、次につなぐ信頼関係が芽生えてきた」と勝因を分析。6試合でわずか1失点の投手陣についても「素晴らしいのひと言」と称賛した。
今井は決勝を含む2度の台湾戦で先発して無失点。「日本とは違う緊張感があった。アウェーの雰囲気の中でも自分のペースを崩さずにやれた。すごくいい経験ができた」と大会を振り返り「これといった決め球のない韓国の投手に苦しめられた。すごく勉強になった」と、国際舞台ならではの収穫を口にした。
小池主将は、唯一スタメン出場したインドネシア戦で5安打。与えられた機会で結果を残しながら、一塁ベースコーチなどでチームを支えた。自校とは違う役割に「今まで助けてもらっていたのだなと。声かけも意識したし、大変さも分かった」と、心を砕いた様子。今やりたいことについて「寝たいです。寝られなくなるまで」と答え、会場の笑いを誘った。
今大会の代表メンバー18人には、ドラフト候補に挙がる好素材も多い。小枝監督は「次代の野球という世界の中心になっていって欲しい」と、ナインのさらなる成長を期待した。