巨人・由伸監督、戦意喪失を強く否定 無敗の甲子園で流れ変える
巨人・高橋由伸監督(41)が5日、急失速したチームの現状について厳しい批判を受け入れる覚悟を示した。「結果が全て。何を言われても仕方がない」と語る一方で、選手が戦意喪失したと指摘される点だけは強く否定し、改めて勝利への執念を燃やした。
優勝は絶望的。それだけでなく、優勝マジックが点灯した8月24日の広島戦を含め、直近10試合で1勝9敗。凡ミスも目立ち、惨敗ムードに拍車をかけている。「覇気がない」「気持ちが切れている」。こうした批判の声も聞こえてくるが、指揮官は「焦りとか、気持ちの面とか、そんなことは関係ない。気持ちが入っていないとか、そんなことはないと思う」と語気を強めて選手をフォローした。
この先、CSで意地を示すチャンスは残されている。この日、6日からの阪神戦に備えて神戸入りした指揮官は「勝つ負けるはあるが、まず勝たなければ流れは変わらない」と意気込んだ。甲子園では今季6勝1分け。相性のいい舞台で、チームの立て直しを図る。