ドラフト候補右腕の東海大・丸山が1失点完投

 「首都大学野球、東海大4-1日体大」(10日、中井中央公園野球場)

 2季ぶりの優勝を目指す東海大が快勝した。今秋ドラフト候補右腕・丸山泰資投手(4年・東邦)が4安打1失点完投で今季2勝目を挙げた。

 日体大は昨春に完全試合を達成した相手。「調子はよくなかった」というものの、打たせて取る投球でリズムをつかむと、後半はスライダーの制球も安定。九回を投げきった。

 今春は不調で4敗。エースの責任を果たせず食事も喉を通らなくなり、8キロもやせた。「ふがいない投球で、チームが勝てなかったのが悔しかった」と雪辱を期した夏は、走り込みに加えて体幹トレーニングを精力的に消化。また、これまではあまりしなかった遠投をこなすことで、直球がシュート回転しなくなり、空振りが取れる球質が戻って来た。体重も元通りの80キロ前後に戻った。

 進路については「プロに入って勝てる投手になりたい」と、プロ志望を固めている。夢を実現する前に「まずはチームを神宮につれていけるようにしたい」と、覇権奪回の中心となる。

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