ソフトバンク・工藤監督 なりふり構わずスクランブル 総動員でVつかむ
ソフトバンク・工藤公康監督(53)が12日、残り14試合での投手スクランブル起用を固めた。故障明けのリック・バンデンハーク投手(31)を18日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で投入。一方で東浜巨投手(26)は前回先発から中3日となる13日の楽天戦(コボスタ宮城)からブルペン待機。首位・日本ハムと0・5ゲーム差。策の限りを尽くす。
故障明けとなるバンデンハークの見切り発車。「今のところ上(1軍)でと考えている。球数の制限とかはあるかもしれないけど。いけるということみたいなので」と工藤監督。初登板から14連勝の日本タイ記録保持者を18日に先発させる。
バンデンハークは蓄積疲労などで6月から離脱。8月に2軍戦登板も再び実戦から離れ、3日に本格復帰。前回9日は5回を3安打零封。指揮官は「聞いている限りでは真っすぐも152キロ出てたみたいだし」とこの局面を乗り越える鍵としての起用を決め、ここまで8勝の東浜をブルペン待機させる。
この日、チームは福岡から仙台へ空路移動。選手会主催で、同市内の焼き肉店で、開幕直前以来の決起集会を実施した。一致団結を図り、総動員態勢でV3を目指す。