日本ハム“超人”3発に脱帽 栗山監督「糸井1人に…下向いている暇はねぇんだ!」
「日本ハム1-5オリックス」(15日、札幌ドーム)
立ち会いで勝負の流れが決まった。前夜に首位陥落となって迎えた一戦。日本ハムにとって絶対に負けられない試合。だが初回、先発・メンドーサが先頭の糸井に初球の直球を右翼席へ運ばれる先頭打者弾を被弾。二回も糸井に2ランを浴びると、試合の流れは大きく相手へ傾いた。
「個人的には(状態は)いいと思ったけど、糸井選手の調子がすごくよかった。それに尽きる」とメンドーサ。自らの状態に自信を持っていただけに「本当に糸井選手1人にやられた」と苦笑いだ。
先発が試合を作って僅差での勝利が勝ちパターン。2試合連続でその形を成せずに敗戦を喫し、栗山監督も「結果がすべて」という言葉を繰り返し、表情は一層の険しさを増していた。
首位に0・5差と半歩後退。17日にソフトバンクが勝って日本ハムが負けると、敵に優勝マジック10が点灯する。「早く抜け出すしかない。下向いている暇はねぇんだ!」と語気を強めた栗山監督。残り12試合。立ち止まっている時間はない。