張本氏、有原に喝「遊びほうけてる」 スピードガン「甘い」には田尾氏も証言
野球解説者の張本勲氏が18日、レギュラーコメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜、前8時」の人気コーナー「御意見番スポーツ」で、日本ハム・有原航平投手に対して「喝だ!遊びほうけている」などと厳しい言葉を向けて激励した。
首位ソフトバンクを0・5ゲーム差で追う日本ハムで、7月22日に10勝目を挙げてから6連敗中の有原に対して、張本氏は「10勝してホッとしてね、遊びほうけて。そんな時期じゃないんだ今は。この間激励したんだけど、彼が頑張らないと(ペナントは)取れないと。大谷はしっかりしてますから。(有原は)1カ月以上勝ってないから」と叱咤激励した。
張本氏はまた、僚友の大谷翔平投手が13日のオリックス戦で日本最速の164キロを計時したことには、「スピードガンが甘いんじゃないの。今度は165が出るんじゃないの」と冷めた言い方で論評。ゲストコメンテーターの野球解説者・田尾安志氏も「(昭和50年代に)小松辰雄が150キロ出たと言って大騒ぎになった。あの頃よりはちょっと甘いようですよ。メーカーの人と僕、話をしたんですが(スピードの)数字が高く出た方が売れるんですって」と証言を添えて張本氏に賛同した。
この日の張本氏は広島の優勝が決まったセ・リーグの2位にいる巨人についても、「喝だ!守りがボロボロ。有原じゃないがホッとすると守備の乱れが出る。緊張感を保っていかなければ」と話した。
また、女子のワールドカップ(W杯)で5連覇を達成した日本代表「マドンナジャパン」へは「あっぱれ!」を送った後、自身が多摩川沿いを散歩している際に、猛練習中の女子代表メンバーから手を振られたことを明かし、「野球選手というより、サンデーモーニングの張本、喝の張本として知られている」と笑顔で語った。