DeNA三浦引退会見(1)「勝てなくなったら辞めるって決めていました」
DeNAの三浦大輔投手(42)が20日、横浜市内で会見を開き、今季限りでの引退を発表した。プロ野球現役最年長で、23年連続勝利はプロ野球タイ記録。会見では時折、涙を浮かべながら心境を語った。会見の一問一答は以下の通り。
(冒頭に三浦からあいさつ)
「本日は雨の中、お集まりいただきありがとうございます。私三浦大輔は、今シーズン限りで引退します。高校を卒業して横浜大洋ホエールズに入団して、今年で25年目。25年間、横浜の街で育てられて、たくさんの方にお会いして、ここまでやってくることができました。うれしかったこと、苦しかったこと、いろいろありましたけど、本当にいつもみなさんに支えられて一歩ずつ進んでいくことができました。前日、CSに出場することが決まり、自分の気持ちも今シーズン全うして終わるぞという気持ちで突っ走ってきましたけど、もう少しシーズンありますけど、そしCSと、一日でも長く今のユニホームを着て、今の選手たちと一緒に戦えるようにやっていきたいなと思っています。本当にいろんな思いがありますけれど、感謝の気持ちでいっぱいです」
(代表インタビュー)
-25年間、お疲れさまでした。引退を決意されての率直な気持ちを教えてください。
「いろいろ考えて考えて、決断してからもまだ、なかなか伝えられてなかった方にも、今日こういう場で伝えられて、ちょっとスッキリしています」
-ファンも、まだやれるだろうという気持ちで見ていると思います。決断した理由は。
「勝てなくなったからです。引退という文字は今年だけじゃなく、数年前から頭にはありましたけど、まだできる、もっともっと勝ちたいという気持ちでやって、先発ができなくなったら、勝てなくなったら辞めるって決めてましたんで。今年8月まで、その前に7月に初登板させてもらって打たれて、8月まで声が掛からず。その時には、もう気持ちは固まっていました。ただ、もう一度、勝負したいという気持ちはずっとあったので、9月の頭に甲子園での先発を言われて、それまでは球団にも伝えないでおこうと決めていました。そういう感情を抜きに、真剣に勝負がしたいというところで。その時点では勝とうが負けようが今シーズンでという気持ちもどこかにあったんですけど。言いたくても言えないというモヤモヤはありましたね。ずっと」