ハム足踏み!大谷欠場で痛恨 栗山監督「見ての通り」
「日本ハム2-4楽天」(23日、札幌ドーム)
逆転優勝ムードがしぼみかねない1敗だ。大谷不在の日本ハム打線はわずか6安打2得点、12三振と奮わず、連勝は5でストップした。ソフトバンクが勝利し再び、1ゲーム差に迫られた栗山英樹監督は「見ての通り、結果が全ての時期なんでね」と敗戦を険しい表情で振り返った。
天王山2連勝で前日、マジック6を点灯させ、福岡から本拠地札幌に戻ってきた日本ハム。当日移動の疲れからか、初回から打線が沈黙した。五回までわずか1安打。4点差の七回に陽岱鋼の左前適時打で1点を返し、八回には岡の左線適時二塁打で2点差に迫ったが、時既に遅し。最後は松井裕に3人で締められ、優勝を望むスタンドから大きなため息が漏れた。
苦渋の選択も勝利につながらなかった。ソフトバンク初戦に先発し、4年目で初めて登板翌日に野手でスタメン出場した大谷を「全部、使ったら壊れてしまう」と栗山監督は休ませることを決断した。福岡からの球場到着が15時過ぎと遅かったこともあり、通常2時間の練習を40分間に短縮して臨んだが、それも打開策とはならなかった。
24日に敗れ、ソフトバンクが勝利すれば、逆マジックが点灯する。「一つでも負ければ苦しくなる」と栗山監督。残り6試合でマジック6。もう足踏みはできない。