ドラフト上位候補明大・柳1安打完封 抜群の対応力で13K

 「東京六大学野球、明大3-0慶大」(24日、神宮球場)

 明大が先勝した。今秋ドラフト1位候補右腕・柳裕也投手(4年・横浜)が1安打完封。毎回の13三振を奪い、リーグ戦通算20勝目を挙げた。早大-立大は雨天中止となり、25日に順延された。

 悪条件下の完封星で、柳が対応力の高さを示した。雨が激しくなった九回、連続四死球で無死一、二塁となった場面で、43分間の中断。それでも「あのままだとガタガタになるかなと思った。気持ちを切り替えられた」と、水入りをプラスに。再開後、連続三振と二ゴロで試合を締めた。

 140キロ台の直球、縦の大きなカーブ、直球と同じ軌道の110キロ台のスローボールと緩急自在。初回は3度立て続けにけん制を入れて一走を刺した。中日・中田スカウト部長は「投手としての完成度はピカイチ。何度対戦しても的を絞らせない」と舌を巻いた。

 自身5度目の完封で節目の20勝に到達。「1年秋が終わった時から、目標にやってきた。素直にうれしい」と笑った柳。即戦力候補の呼び声にふさわしい快投だった。

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