部員10人!超進学校・洛星8強 21世紀枠選出基準に到達
「秋季高校野球京都大会・2回戦、洛星3-1大谷」(24日、太陽が丘球場)
京都でも屈指の進学校・洛星が部員10人ながらも8強に進出した。来春センバツの重要な参考資料となる今大会で、21世紀枠の選出基準に到達。次戦は龍谷大平安と激突するが、エース・水江日々生投手(1年)は「攻めていこうと思います」と力を込めた。
九回、1点を返されなおも2死一、三塁のピンチを招いたが「みんなが守ってくれる」と水江は冷静さを失わなかった。低めの変化球で空振り三振に仕留めると、10人全員が白い歯をこぼした。
中村好邦監督(39)は「ケガもできない状況でよく頑張った」と目を細めた。中高一貫教育校で高校からの入学は募集していない。学業専念などを理由に、高校で野球を続けることを断念する生徒が多い中、文武両道を志す10人の戦士が春の聖地に一歩、近づいた。