ドラ1候補の桜美林大・佐々木千が53回連続無失点 菅野に並ぶリーグ記録
「首都大学野球、日体大4-3桜美林大」(25日、サーティーフォー相模原球場)
今秋ドラフト1位候補の桜美林大・佐々木千隼投手(4年・日野)が、53イニング連続無失点のリーグ記録に並んだ。
この試合まで、今春から5連続完封中で50イニング連続無失点だった佐々木千は、先発して三回まで日体大に得点を許さず。東海大・菅野智之(現巨人)が10年秋から11年春にかけてマークした53イニングに並んだ。しかし、四回に2死から四球と連打で2点を失い、記録更新はならなかった。
最速153キロを誇る直球に加え、フォークなど変化球の制球力も備えた即戦力右腕は、16日にプロ志望届を提出している。この日も延長十二回まで6安打2失点、7奪三振と粘り強い投球を続け、同点のまま降板した。
しかし、チームは延長十四回タイブレークの末にサヨナラ負け。佐々木千は「自分が同点に追いつかれてしまった。チームに対して申し訳ない気持ちでいっぱい」と、肩を落とした。リーグ記録に並んだことについても「勝っていたら素直に喜べたけど、負けてしまったので何とも…」と、表情はさえなかった。